スチレン版画は柔らかいスチレンボードに
へこみを作ることで、上から版画絵具を乗せた時に
へこませた部分だけに色がつかず、
紙に転写できる技法なので、軽い力で版が
簡単にできるのですが、そのぶん意図しない傷や
線が作品に影響してきます。
また、出来上がりは版そのままではなく、
反転したものになるので、
その分を考えて凹ませていきます。
さまざまな道具で細い線や荒い線を描いたり、
ペットボトルのキャップを押しつけて、
丸を描くこともできます。
洗濯バサミを分解して、その形を使ったり、
講師が考えてもいなかった方法を
あみだしたりと、考えながら作業をしていきます。
藍という、深くも、明るくも見える色をテーマに
それぞれの世界を展開していきました。
一度刷った後、付け加えたい描写があれば、
絵具を落としてもう一度凹みをつけたり、
裏側に新しい作品を作ったりしました。
藍色の版画絵具を塗り、紙をのせてバレンでこすります。
どんなものが完成するのかドキドキしながら紙をはがします。
今年最後の課題でした!
みんなが楽しく締めくくることが出来て良かったです。
寒い冬になりそうですが、それすらも楽しみながら、
元気に風邪などひかないよう、
良いお年をお迎えください!
(あ)
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