スチレン版画~藍色の世界2・4

スチレン版画は柔らかいスチレンボードに

へこみを作ることで、上から版画絵具を乗せた時に

へこませた部分だけに色がつかず、

紙に転写できる技法なので、軽い力で版が

簡単にできるのですが、そのぶん意図しない傷や

線が作品に影響してきます。

 

 

 

また、出来上がりは版そのままではなく、

反転したものになるので、

その分を考えて凹ませていきます。

 

さまざまな道具で細い線や荒い線を描いたり、

ペットボトルのキャップを押しつけて、

丸を描くこともできます。

 

洗濯バサミを分解して、その形を使ったり、

講師が考えてもいなかった方法を

あみだしたりと、考えながら作業をしていきます。

 

藍という、深くも、明るくも見える色をテーマに

それぞれの世界を展開していきました。

 

一度刷った後、付け加えたい描写があれば、

絵具を落としてもう一度凹みをつけたり、

裏側に新しい作品を作ったりしました。

 

藍色の版画絵具を塗り、紙をのせてバレンでこすります。

どんなものが完成するのかドキドキしながら紙をはがします。

 

 

 

今年最後の課題でした!

みんなが楽しく締めくくることが出来て良かったです。

寒い冬になりそうですが、それすらも楽しみながら、

元気に風邪などひかないよう、

良いお年をお迎えください!

 

(あ)