フロッタージュというのはこすりだしの技法です。
技法の名前は知らなくても、床や畳のでこぼこを紙に写したりお金の上に紙を重ねて模様を写し取ったり、みんな一度はやったことがあるのではないでしょうか?
まず最初に台紙となる黒い紙にクレヨンで木を描いていきます。
紙自体にしわのような凹凸のある紙を使ったので、薄くぬりつぶすだけで木の幹のような質感になりました。
思い思いに木を描いていくと、元気な木、ぐにょぐにょした木、やさしそうな木など、いろんな木が生まれていきました。
今回は主に葉っぱをつかってこすりだしをしました。
薄い紙の下に葉っぱをおいて、いろいろな色のコンテで葉っぱの形をうつしていきます。
コンテはそのままでは落ちてしまうので、切る前にフキサチーフ(定着液)をつけて定着させました。
定着させたら最初に描いた木の上に貼っていきます。
葉っぱの形をそのまま切ったり、鳥やイチゴ、魚などいろんなものに切って木の上にのせてみたり…貼っていくたびにどんどん画面が明るくなって、表現が広がっていきました。
大きい葉っぱ、小さい葉っぱ、すらっとした形の葉っぱ、不思議な形の葉っぱ、いろんな葉っぱの形や特徴を感じながら、たのしく製作できたかな。
(と)
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